写真集Vol.1 潮騒だけが満ちる、誰もいない朝の渚
衣を脱ぎ捨て、生まれたままの皮膚で
蒼い波のうねりへと深く潜りこむ
東から射し込む強い太陽が
水面を揺らし、わたしの輪郭を鮮やかに灼いていく
海の塩分と陽射しをあびて
火照り、痺れるように熱を帯びた肌
浜辺に上がり、火照りを鎮めるように浴びる冷たいシャワー
肌を伝い落ちる水滴の群れが
外側の熱を奪っていこうとするけれど
体の奥深く、子宮の真ん中だけは
冷やされることを拒むように、ますます熱くうずきだす
氷のような水流と、深部で燃える熱気
その強烈なコントラストのなかで
わたしは、もっと根源的で、もっと濃密な生命の脈動を求めている