【色白清楚系声優志望の彼女の素顔は想像以上でした】
高◯の同級生だった彼女は、当時から目立つ存在だった。
白い肌、落ち着いた話し方、誰にでも優しい態度。
クラスでは「清楚」「近寄りがたい」と言われていた。
でも、彼女の“本当の声”を知っていたのは、俺だけだった。
放課後の誰もいない教室。
文化祭の音響準備を理由に、2人きりで残った日。
マイクテストと称して、彼女が小さく囁いた一言が、今でも忘れられない。
「……これ、誰にも聞かせないでね」
それが、2人だけの秘密の始まりだった。
卒業して数年。
彼女は声優を目指し、声優の専門学校レッスンとオーディションに追われている。
再会したときも、相変わらず清楚で、真面目で、完璧だった。
けれど、扉を閉めて2人きりになると、
高◯の頃と同じ目で、同じ距離で、同じ声で囁く。
「昔と、変わってないでしょ?」
表では誰も知らない彼女の素顔。
夢を追う姿も、不安も、弱さも、全部知っているのは俺だけ。
これは、
誰にも言えない関係を続けてきた、2人の大人の物語。