【イツメン3人の関係には、誰にも言えない秘密があった。】
学校、サークル、そしてバイト先まで一
偶然とも必然とも思えるくらい、同じ場所で時間を過ごしてきた男女3人のグループ。
朝練のサークルが終わって解散したあと、自然ど"気の合う2人と1人”に分かれて昼ご飯に向かった。
わいわい冗談を言い合いながらランチを済ませ、そのままバイトの時間まで友達の家でだらだら過ごすことに。
サークルの練習で疲れ切った友達が、リビングのソファに沈み込むように横になった。
エアコンの音だけが静かに響く空間で、少しだけ声を落として彼女に話しかける。
「疲れて寝てるね...少し休む?一緒に横になる?」
冗談半分、気遣い半分。
だけど、その一言に込めた"ニュアンズ"は、お互いわかっていた気がする。
彼女は少し間をおいて、小さく笑って言った。
「眠くないよ。
せっかく...今、2人なんだし。」
その言葉だけで、胸の奥が少しざわついた。
同じ毛布に入って肩が触れるくらいまで近づくと、体温と呼吸のリズムが伝わってくる。
言葉は少ないのに、何かが確実に変わっていくのがわかった。
視線が合うたびに、
"これ以上踏み込んだら戻れないかもしれない”
そんな予感が、頭をよぎる。
隣では友達が寝息を立てている。
関係が崩れるリスクも、失うかもしれないものも、ちゃんと分かっていた。
それでもー
彼女の表情や、不器用にこちらへ寄りかかる仕草が、理性より強く胸に迫ってきた。
「ここじゃ...よくないよね。」
そうつぶやくと、彼女は小さくうなずいた。
2人で静かに別の部屋へ移動する。
そこで初めて、お互いの気持ちを隠さずに向き合った。
言い訳も、正解も、きっとどこにもない。
ただ、その瞬間だけは、素直になってしまった。
こうしてまた一つー
"絶対に誰にも言えない秘密”が、3人の関係の中に増えてしまった。